ピアノコンクールの課題曲セミナーに行って来ました♪講師はソロリサイタルやコンクール審査員をされているピアニストの伊藤仁美先生です。
バロック、古典、ロマン、近現代のそれぞれの課題曲について、和声感、拍子感、指使いの大切さやフレーズの取り方などの基礎力は勿論の事、更に比喩的な要素で彩りを添えていく方法など、とても解りやすく掘り下げてお話してくださいました。
そしてそれは自然な流れの中で、思いを音として伝えることでもありますね。
以前、超絶技巧の素晴らしいカツァリスの公開レッスンを伊藤先生の生徒さんが受けられた時のお話ですが、カツァリスも指使いはとても重要と言っていて、カツァリスのあの超絶技巧の裏には念入りな指使いが施されている、と仰っていました。
私も元々日頃のレッスンから、たった1つの指使いもその生徒さんに合ったものを作るようにしています。
伊藤先生の演奏のその美しいねいろに、セミナーということをすっかり忘れて惹き込まれ、聴き入ってしまいました。演奏後はまるで別世界にいるような感覚でした♡
このようなコロナ禍の大変な状況の中でいろいろ対策をしてセミナーを開講してくださった伊藤先生始め、スタッフの皆様には心から感謝申し上げます。
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